CoreProtect¶
CoreProtectは全プレイヤーの行動を細かく保存し、ログとしてデータベースに管理できるプラグインです。
CoreProtectを採用しているサーバー (2022/07/31現在)¶
- Life
- Despawn
- ばにらいふ!
- TSL
- Afnw
- JunkGames
Inspector(インスペクター)¶
/co i
(or /co inspect
) で使えるモード。
Inspectorモードが有効になっている間、ログを確認したい地点のブロックを叩いたり、ブロックを置いたりすると、その地点のログを表示します。
Lookup(ルックアップ)¶
/co lookup
(or /co l
) で使えるモード。
Inspectorとは違い、ログを正確に検索することができます。
Inspectorモードでは調べられない場所や範囲を広げて検索するときに役立ちます。
コマンド | パラメーター |
---|---|
/co lookup |
u:<user> t:<time> r:<radius> a:<action> i:<include> e:<exclude> |
/co l |
/co lookup <params> |
Rollback(ロールバック)¶
/co rollback
(or /co rb
)で使用できるモード。
ブロックの破壊や設置、エンティティの殺害、チェストからの物の入れ出しなどをデータベースから参照し、ロールバック つまりなかったことにすることができます。
このモードは慣れるまで難しく、慣れていないと関係のない部分までロールバックしてしまうおそれがあるので、自分でサーバーを立てて練習することをおすすめします。
ロールバックするとInspector・Lookupで参照するログには横線が入り、操作が行われたことがわかるようになっています。
コマンド | パラメーター |
---|---|
/co rollback |
u:<user> t:<time> r:<radius> a:<action> i:<include> e:<exclude> |
/co rb |
/co rollback <params> |
Restore(リストア)¶
/co restore
(or /co rs
) で使用できるモード。
ロールバックを取り消したり、ロールバックしてしまった部分の復元を行うことができます。
コマンド | パラメーター |
---|---|
/co restore |
u:<user> t:<time> r:<radius> a:<action> i:<include> e:<exclude> |
/co rs |
/co restore <params> |
Purge(パージ)¶
古いログをパージ(削除)します。古いデータを使用しない場合、ストレージの空き容量を確保するのに便利です。
コマンド | パラメーター |
---|---|
/co purge |
t:<time> r:<world> |
ゲーム内(Minecraft)で使用した場合は30日以上前のデータのみ削除することができ、コンソールから使用した場合は24時間以上前のデータのみを削除することができます。
ワールドのパージ¶
CoreProtect v19以上ではオプションでワールドを指定することも可能です。
下の例ではネザーにある一ヶ月以上前のデータを削除し、他のワールドのデータは削除しません。
Example: /co purge t:30d r:#world_nether
MySQLの最適化¶
CoreProtect v2.15以上では、コマンドの最後に #optimize
を追加することで、テーブルも最適化され、ディスク容量が取り戻されます。
SQLiteのパージはデフォルトでこの最適化を行ってくれるのでこの #optimize
を使用することが出来るのはデータベースにMySQLを使用しているときのみです。
rollbackなどの操作が遅い場合は #optimize
を使用すると操作が軽くなる場合があります。
Reload¶
/co reload
コンフィグファイルをリロードします。
Status¶
/co status
CoreProtectの詳細情報を表示します。
Consumer¶
/co consumer
キューの処理を一時停止、または再開するためのコンソールコマンドです。
パラメーターの詳細¶
以下のコマンドではパラメーターで、オプションなどを指定する必要があります。
/co lookup
/co rollback
/co restore
- (
/co purge
)
u:<user>
¶
プレイヤーを指定することができます。
複数指定することも可能です。
- Example:
u:m2en
- この場合は
m2en
というMCIDのログのみを検索します。 - Example:
u:siloneco,takenekooon
- この場合は
siloneco
・takenekooon
というMCIDのログのみを検索します。
t:<time>
¶
週、日、時、分、秒を指定することができます。
時間については u:<user>
と同じように複数指定(組み合わせ)することができ、小数を使用することも可能です。
- Example:
t:2w,5d,7h,2m,10s
- Example:
t:5d2h
- Example:
t:1h-2h
- 1時間から2時間の間のログを検索
- Example:
t:2.50h
- 2.5時間のログを検索
r:<radius>
¶
プレイヤー位置から半径何ブロック以内を対象にするかを数値で指定します。
サーバー全体で検索したり、ワールドを指定したり、WEの範囲指定で指定した範囲でも検索できます。
- Example:
r:10
- 半径10ブロック以内のログを検索
- Example:
r:#world_the_end
world_the_end
というワールド名のログを検索- Example:
r:#global
- サーバー全体で検索
- Example:
r:#worldedit
orr:#we
- WorldEditで指定した範囲のログを検索
a:<action>
¶
何のアクションを対象にするかを指定します。
- Example:
a:+block
Action(アクション) | 説明 |
---|---|
a:block |
ブロックの設置・破壊 |
a:+block |
ブロックの設置 |
a:-block |
ブロックの破壊 |
a:chat |
チャット |
a:click |
プレイヤーのインタラクション(右クリックなど) |
a:command |
コマンド |
a:container |
チェストからの物の出し入れ |
a:+container |
チェストへの物の投入 |
a:-container |
チェストからの物の取り出し |
a:inventory |
インベントリからの物の出し入れ |
a:+inventory |
インベントリへの物の投入 |
a:-inventory |
インベントリからの物の取り出し |
a:item |
アイテムの取得、使用など |
a:+item |
アイテムの取得など |
a:-item |
アイテムのドロップなど |
a:kill |
エンティティの殺害 |
a:session |
プレイヤーのログイン・ログアウト |
a:+session |
プレイヤーのログイン |
a:-session |
プレイヤーのログアウト |
a:sign |
看板への記入 |
a:username |
ユーザー名(MCID)の変更 |
i:<include>
(b:<block>
)¶
対象にしたいブロック・アイテム・エンティティを指定します。
複数指定することも可能です。
- Example:
i:stone
-
Example:
i:stone,oak_wood,bedrock
- 指定できるエンティティリスト (Java Edition data values/Entities)
e:<exclude>
¶
対象から除外したいブロック・アイテム・エンティティ・ユーザーを指定します。
- Example:
e:tnt
#<hashtag>
¶
コマンドの末尾にハッシュタグを追加すると、追加のアクションを実行できます。
ハッシュタグ | 効果 |
---|---|
#preview |
ロールバック/リストアをプレビュー表示する |
#conut |
クエリで見つかった行数を表示する |
#verbose |
ロールバック/リストア中に追加情報を表示する |
#silent |
ロールバック/リストア中に最小限の情報を表示する |
コマンドの例¶
ロールバック¶
注意: デフォルトでは radius
が指定されていない場合、半径 10
としてロールバックされます
/co rollback siloneco t:1h
siloneco
の1時間以内の活動をロールバックします。/co rollback u:testusuke t:23h17m
testusuke
の23時間17分の活動をロールバックします。/co rollback u:Lxl_Luuyk15 t:1h i:stone
- 1時間以内に
Lxl_Luuyk15
が破壊・設置した石ブロックをロールバックします。 /co rollback u:ledlaggazi t:1h i:stone a:-block
- 1時間以内に
ledlaggazi
が破壊した石ブロックをロールバックします。 /co rollback u:m2en t:1h r:#global e:stone,dirt
- 1時間以内に
m2en
がサーバー全体で破壊・設置した石ブロックと土ブロック以外をロールバックします。 /co rollback u:MMLove t:1h r:20
MMLove
の1時間以内の活動(半径20ブロック内)をロールバックします。/co rollback u:kusunoki_nya t:1h r:#nether
kusunoki_nya
の1時間以内の活動(nether
というワールドのみ)をロールバックします。/co rollback t:15m r:#worldedit
- WorldEditで指定した範囲の15分間以内の活動をロールバックします。
検索¶
/co lookup
の引数は一般にロールバックコマンドと同じですが、主な違いはデフォルトの半径がルックアップに適用されません。
つまり、全てのルックアップコマンドはグローバル検索(#global
と同等)を行うということです。
/co lookup i:diamond_ore t:1h a:-block
- 1時間以内のダイヤモンドの鉱石を破壊したログを表示します。
/co lookup u:Toto31010 t:30m a:chat
- 30分以内に
Toto31010
が発言したチャットのログを表示します。 /co lookup u:_Be4_ t:3d a:inventory
- 3日間以内の
_Be4_
のインベントリのログを表示します。 /co lookup u:KotlinLove a:login
KotlinLove
のログインのログを表示します。/co lookup u:46kuri_,S1guRe16 a:login
46kuri_
・S1guRe16
のログインのログを表示します。/co lookup u:Nebo_Thunder a:username
Nebo_Thunder
のMCID変更履歴を表示します。